日時：2024年5月19日（日） 14：15～16：15
場所：東久留米市市民プラザ 会議室
講師：勝木言一郎さん （東京国立博物館特任研究員）
参加費：無料

■講演内容
浄土真宗本願寺派第22代法主であった大谷光瑞（1876～1948）は、20世紀初めに、中央アジアに学術探検隊を3度にわたって派遣しました。これを大谷探検隊といいます。
大谷光瑞は1909年に六甲山麓に二楽荘という別荘を建設し、そこに大谷探検隊将来品を展示しました。
しかし、1914年、大谷光瑞が法主を引退すると、二楽荘も大谷探検隊将来品も売却されることになりました。
散逸した大谷探検隊将来品は、やがて日本の東京国立博物館や龍谷大学、中国の旅順博物館、韓国国立中央博物館などがそれぞれ収蔵することになりました。
今回の講演では、大谷探検隊将来品の中からいくつかの作品を取り上げ、どのようにして作品が作られたか、またどのようにして作品が伝わっていったかを解説します。